D-Call Net®︎との取り組み
当社はD-Call Net研究会の委員として、D-Call Net®︎の運営に協力しています。
D-Call Net®︎*とは
D-Call Net®︎は一般的にAACN(Advanced Automatic Collision Notification)と呼ばれる、車両のコネクテッド技術を活用した救急自動通報システムの一つです。交通事故発生時に車両のデータを国内の事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき自動で分析、死亡重傷確率を推定し、このデータを全国約720か所の消防本部と、全国で46道府県、55機、64病院の協力病院*に通報、ドクターヘリやドクターカーの早期出動判断に繋げ、交通事故での救命率向上を目指すものです。
*2024年10月現在
■第2種(画像活用型)D-Call Net®︎発動フロー
D-call Net®︎対応の通信機能付きドライブレコーダーを後付けで備えた自動車が衝突して一定以上の衝撃を受けると、画像情報、位置情報等が自動的に発信され、コンタクトセンターと電話が繋がります。コンタクトセンターは、通話内容と画像情報から重大な事故と判断した場合には、消防機関とドクターヘリ基地病院にD-call Net®︎情報を通報いたします。消防機関は、D-call Net®︎情報をもとにドクターヘリ基地病院と連携し、ドクターヘリの出動の必要性を判断します。
※現在構築中です。
HED-Net(積水ハウス)
「HED-Net」は、住宅内で住まい手のバイタルデータを非接触で検知・解析し、急性疾患発症の可能性がある異常を検知した場合に緊急通報センターに通知、オペレーターが呼びかけにより安否確認を行い、救急への出動要請、そして救急隊の到着を確認し、玄関ドアの遠隔解錠・施錠までを一貫して行う世界初の仕組みです。
当社は緊急通報受付センターとして、異常通知を受けた際の安否確認、消防への出動要請、消防隊員到着、救助を行う際の遠隔での施解錠を行っていきます。
HED-Netを普及させ社会インフラとすべく、積水ハウス様、認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)様などと協力して、研究開発に協力していきます。
なお2020年12月より『生活者参加型パイロットプロジェクト』として実際の住まいの中で検証実験中となります。